モザイクフィルターでは、ぼやけた大きな四角が並ぶだけです。ドット絵は別物で、すべてのピクセルが少ない色数のパレットから意図して選ばれた色で、ゲームで描画される実寸で作られています。この変換ツールは正確なピクセルサイズに縮小したうえで、OKLab(等しい差が等しく見える色空間)で抽出したパレット、または PICO-8、NES、Endesga 32 などの定番パレットに色をスナップします。拡大済みのドット絵であることも検出し、再サンプリングせずに本来のピクセルを復元します。
画像→ドット絵変換の使い方
- 画像をドロップします。拡大されたドット絵(AI 出力やスクリーンショットによくあります)なら、倍率を検出して本来のピクセルグリッドを復元します。
- 幅をピクセル単位で設定します。高さは縦横比に合わせて決まります。スプライトの定番サイズは 16、32、48、64 px です。
- サンプリングを選びます。スムーズはブロックごとに平均を取るので写真やイラスト向き。シャープはブロック内で最も多い色を取るので線画やベタ塗りがくっきり残ります。ニアレストはブロックごとに1ピクセルを取ります。
- パレットを選びます。画像から N色を自動抽出するか、プリセットを選ぶか、すべての色を残します。
- グラデーションには組織的ディザか Floyd–Steinberg ディザを追加し、明るさ・コントラスト・彩度を調整、単色背景を除去し、1px のアウトラインを付けます。
- ゲーム用の 1× PNG、共有用の拡大版、パレットを .hex または .gpl でダウンロードします。
得られるもの
- 指定どおりのサイズの 1× PNG。アルファは二値(各ピクセルが完全に不透明か完全に透明)。
- 2×–16× のニアレストネイバー拡大による拡大 PNG。投稿、ストアページ、モックアップに。
- パレットファイル:実際に使った色だけを含む Lospec 形式の
.hexと GIMP/Aseprite 用の.gpl。
対応エンジン
- 1× PNG をインポートし、エンジン側でニアレストネイバーで拡大します。Unity は Filter Mode を Point、Godot はテクスチャフィルターを Nearest、Phaser は
pixelArt: true。 - .gpl か .hex を Aseprite、LibreSprite、Pyxel Edit に読み込めば、同じパレットで描き続けられます。
ゲーム制作で使って得たコツ
- 変換前に被写体に合わせてトリミングしましょう。余白はキャラに使えたはずのピクセルを無駄にします。
- 小さいサイズほど色数は少ないほうが見やすくなります。32 px のスプライトなら 8–16色、64 px の顔グラなら 16–32色。
- 減色の前にコントラストと彩度を少し上げましょう。縮小すると色が平均化されて灰色に寄ります。
- ロゴ、UI、線画、アウトラインのあるものにはシャープ、写真や柔らかいイラストにはスムーズを使います。
- ディザリングは空のような大きなグラデーションに効きます。小さなスプライトではノイズになりがちなので、まずはオフで。
- すべての素材で同じプリセットパレットを使えば、出どころが違ってもゲームの見た目に統一感が出ます。
活用例
- ピクセルがぼやけて不揃いな AI 生成の「ドット絵」を、本物のグリッドと固定パレットに整える。
- 写真やラフから、ドット絵のアイコン、顔グラ、アイテムアイコンを作る。
- コンセプトアートを、手で描き直すためのベーススプライトに変換する。
- NES、Game Boy、PICO-8 のパレットで、素材をレトロゲーム機風に作り変える。
よくある質問
モザイクフィルターとは何が違うのですか?
モザイクフィルターはすべての色を残し、元のサイズのまま大きなブロックにするだけです。このツールは本来のピクセルサイズで、限られたパレット、二値の透過、オプションのアウトライン付きで出力します。それこそがドット絵スプライトの正体です。
色はどうやって選んでいますか?
自動抽出モードでは、各色を使うピクセル数で重み付けした k-means クラスタリングを OKLab 空間で行います。これにより、画像が必要とする部分にパレットの色が割り当てられます。プリセットでは、各ピクセルが OKLab で最も近いプリセット色にスナップします。
ピクセルが不揃いな AI ドット絵も直せますか?
画像が規則的なグリッドで作られていれば、ピクセルサイズを検出してグリッドを正確に復元します。不揃いな場合は、幅を想定サイズにしてシャープサンプリングを使ってください。ブロック内で最も多い色を取るので、にじみの大半が消えます。
どんなパレットが入っていますか?
PICO-8、Game Boy、NES、Endesga 32、Sweetie 16、DawnBringer 16 と 32、CGA、1-bit、4段階グレースケールです。画像自体から 2〜64 の好きな色数を抽出することもできます。
画像はアップロードされますか?
いいえ。処理はすべてブラウザのバックグラウンドワーカーで行われます。画像が端末の外に出ることはありません。
スプライトシート全体を一度に変換できますか?
はい。動画→スプライトシート変換やスプライトシートメーカーのドット化オプションを使ってください。全フレームで1つのパレットを共有するので、色がチラつきません。